ケモノがやってきた〈山暮らし〉
山の空気を満喫している訪問林業センター久万屋です。
今朝、ご近所の方(と言っても信号の無い道を数十分走った集落のおじさん)が、
「畑を荒らしているムジナを見かけたから」
と箱ワナの支度を整えていました。
ケモノを捕獲する箱ワナは、見たことが無くて、1mの高さのピカピカの金属の檻を目の前にして「おおふっ!」と圧倒されました。
『人間に対して、警戒心を持っているので、人の出入りの少ない時間帯に、田畑や住宅に出没するので、箱ワナの設置時期は、春より前が適切。晩秋の時期から冬ですと、草木が枯れて動物は身を隠しにくく、人から自分の姿を発見されやすいからです』
この箱ワナ設置の要領を読みながら「ほほう、春先に設置が合理的なんですね…」と納得します。
が、11月の時期じゃないよ、春先に設置だよ、と設置中のおじさんには言えなかったです。おじさんは、江戸期の昔から、農業と林業で自給自足をしてきたし、この久万に住み続けて、ケモノについても対応してきたのですから。← おじさんが江戸時代に生まれた人という意味ではありません🙂
11月の落葉樹林を散策しました。