訪問林業センター 久万屋

久万屋日誌

夜の聞き込み①〈山暮らし〉

12月に入って、山の寒さの到来を感じる訪問林業センター久万屋です。

 

皆さまのお宅では、警察の方が訪ねて来ることはありますか?

 

思い返してみると、実家の庭に動物が忍び込んで来て、警察へ連絡したことがありました。

夜の8時頃、庭の塀の上を犬か猫らしきモノがゴソゴソしている姿が、薄ぼんやりですけど、目に入ってきた時のこと。

暗くて、何がうごめいているのかハッキリしないので、もっとよく見ようと顔を近づけたんです。

そうしたら、塀の高さとこちらの顔の高さが同じだ!と気付きました🤕

 

ってことは、その黒っぽい動物と、コチラの目が、ちょうど同じ高さに位置していて、至近距離で動物と目が合っちゃた🙂

 

「ヘ?なんだ?」

持っていた懐中電灯で動物を照らすと、目の前に黒い丸い目と長い鼻が見えました💦

「犬?」

ずんぐりと盛り上がった背中が懐中電灯の光に照らされて、鈍く茶色に輝いて足には鋭い爪が。

「ギャー」

 

黒っぽい動物が叫んだ!

のではなく、こちら側が叫びました。

けれど様子がおかしいのです。

 

アレ?混乱して懐中電灯を振り回して、大声を出してるのに逃げ出さない❓

 

ジイッとこちらを見つめたまま動かない。

睨みつけられてる。

 

逃げようとする気配がないので、こちら側が踵を返して逃げ帰ったのは言うまでもありません。

 

 

光に驚いた様子で、固まっていたアレは何だったのでしょう😳

大きさはタヌキ位の、こんな動物でした。

 

家族を呼んで、皆んなで窺って見たところ、動物が再びジィーとこちらを睨みつけています。

 

「犬じゃないよ、動かないよ」

「ハクビシン?」

「タヌキっぽい」

「家の中へ突入するかも」

と家の内へと退散し、警察へ連絡しました。

 

警察の聞き込み調査を受けたムジナの思い出があります。

               →  次回へ続く